sabato 10 aprile 2010

MOSSADO SENZA MASCHERA  モサド仮面はがしの開始


2010年2月26日金曜日付 La Repubblica 紙の写真(下)を見て感じる、、時代が移り変わって行く、、


最近. 欧州内複数国のパスポートを偽造し入国した後、ドバイでハマス幹部を暗殺したモサドグループの復讐作戦の動きがメディアに大きく出ました。自国民のパスポートを無断偽造された被害国、英国等がイスラエルに抗議していますが(これは何となく臭い、逆の手段みたいで)非難させて実を手に入れる術かな。ヨーロッパメディアでモサドが伊新聞でもこんな大きな活字(モサドMの大文字が2.5cmあった)で印刷されたのは紙印刷メディア史上初めてでは。タイトル は『モサドの復讐作戦』ヴィットリオ ズッコーニ記者の記事はモサドが10年かけて準備した暗殺オペレーションを詳細に26人のモサドメンバーの顔写真と共に報告してくれます、非難しているわけではありません。先年、モサドのミスが欧州各国で発覚していましたが、まだこのイスラエルの諜報各組織を正面から非難できる国は少ないのです。まして一つの出版社など彼らにとって何でもありません。怖いもの無し、、ついこの前までは、、


写真はMOSSAD  OPERAZIONE  VENDETTA 『モサドの復讐作戦』Vittorio Zucconi 記者より




(foto : 26/02/2010 la Repubblica, 上の写真は3ページからなるモサド復讐劇の記事、ラ レプッブリカ紙を開けた両面ページですが、私が置いた耳かきだけが3Dです)


ヨーロッパで生活する場合 なかなかモサドやユダヤ人の批判は難しいと言うか,タブーにちかい事柄です。実際問題、住んでいるアパートの家主がユダヤ系、学校の先生がユダヤ系、大学の教授がユダヤ系、自分の担当医がユダヤ系、会計士がユダヤ系、銀行の担当者がユダヤ系、弁護士がユダヤ系、会社の社長がユダヤ系、私の場合も半分は当たっていますし、それに加えてユダヤ系の友達もいます。一つの国を潰す力があるのですから、誰でも常に用心しつつ書きます。

それでもダメなものはダメと、言うべき事は言わなければなりません

まあこの点で近代化が進んだ国際社会の中で日本だけが,比較的ユダヤ人に束縛されていない利点があり、今も比較的自由に物が言えます。現代で手足や口を縛られていないめずらしい国です。いつまでかは、大きいものには巻かれよ的、自国の弱点を公に書く癖、そんな点で心細いですが、、

ユダヤ系の人々は個人としても横の繋がりが強い、まして組織となると世界中にその情報網を拡大し定着済です。国際的にも、出版メディア界、専門家協会、医師会、弁護士協会、金融業界、芸術界、映画や芸能界、等々ここに書き始めたら終わり無く出て来ます。昨年1月のガザ空襲後の各日曜日など、ユダヤ人夫婦がパリのあちこちに出て来て散歩のふりをして観察していました。個人?の協力でしょうが、すごいな〜とあっけにとられたので、良く覚えています。この時私が感じたのは、これじゃまるでイスラエル国フランス領じゃ〜とか。アメリカと言う約束の大地を手に入れたのだから、国名を変えるだけでいいじゃんとか、ポーランド首相が反対する欧州旗のデザインさもありなんとか 等々。ま是等はパレステイナ問題とガザ民間人へのクラスター 劣化ウラン、白リン各弾の爆撃直後で心底腹立てていた時に吐いた悪態です

知人のユダヤおばあちゃんは、ハリウッド映画(トムクルーズ主演「 ワルキューレ」)のロードショウ宣伝でパリの街にナチス卍の旗が並んだ時には 『あの(ヒットラー)時代を思い出しちゃって,外出が怖くて ず〜と家に引きこもっていたよ』と、聞いていて哀しくなりました。もう少し若いユダヤ系仏友人は一緒にモンパルナスでのショッピングの帰りに、あるウインドーにグロテスクに描かれたどぶネズミの絵が置いてありました。ジーと見つめていた彼女の目の下の膜がグアッと飛び出したのを覚えてます。私は急いで腕組みしていた彼女を強く引っ張りその場を離れ話題を変えましたが、寂しそうなその瞳は私の脳裏から離れません。

そうこうするうち、私は又一つ肌で感じる良い経験をつみました。古〜い石の壁(1mの厚さ)の家、一階のためにすごい湿気、居間は更に一段低い場所、丁度ワインカーヴに最適な環境。1日中、全く太陽は照らないし,入らない、家に入るとヒヤ〜と体中が冷えてくる。紀元前や1400年代はスペインから追い出されて逃れて行ったユダヤ教徒、その前にもユダヤ人が住み着いたジュデッカと呼ばれている区域に家を1年間借りました。古いユダヤ教の清めのための風呂の遺跡があちこちの地下にあるシラクサのオルテイージャです。家の中は太陽がささないので午前中はなるべく屋外にいる工夫をしなければなりません。ひんやりとした石の家に暮らすと膝の上の方が何となく湿気で変な感触になります。何もかもが湿気て冷た〜い

この家に居て考えたのは、ついでだ !! 差別を受ける民族の歴史的な心理状態とメンタリティーの追求です。

昼でも暗く明かりが必要なのは電気の無い時代キリスト教徒も同じ、キャンドルを使ったのでしょうが、ロウソクは湿気も少し遠のいて一石二鳥です。私も大型ロウソクを沢山買い込みました。ゲットー的な区域、昼間も暗い家、窓の薄明かりだけの暗ら〜い部屋。一歩家から出れば中世の差別が待っていた時代、これでは宗教がいかに大事な生き抜く礎になったか,想像できます。外の世界の人間達を憎む一方さぞ憧れたことでしょう。豊かに太陽の下で差別無く生きられたら、と。近世に約束の地?アメリカに逃れたユダヤのお金持ちがすぐ広い緑の庭園とプールを持ち太陽の下で日に焼けるのを理想とした、無理ないですね、悪趣味とかたずけるのは単純すぎます。しかし中世のヨーロッパでは、ユダヤ人達はそのまま人間そのものを憎んだとしても想像出来ます、人類など頼りにならないとも思った事でしょう。つい半世紀前までは、仕事に就いてはいけない職業ばかり、いける学校も限られていました。共産主義や社会主義が後で悪用されたとしても、彼らの中から生まれたのは納得できます。金貸し業や宝石(特にダイヤモンドと金ゴールド)に執着する心理も何だか解る様な気がしてきます。さらに自由な科学、数学、芸術や音楽に芽を出すのは,必然でしょう、、日のあたる場所に出るために普通の人々キリスト教徒より人一倍努力しなければならなかったのでしょう、、考える習慣が脳の発達を活性化し、祈りの動き自体が良い血の巡りになり老化を防ぐ、かつ時折の宗教上の絶食は最高のダイエット、、虐げられた1900年以上の歴史がそれを物語っています。

古代から許された職業は金融業で、金貸しや銀行を考案したのは紀元前のユダヤ人、結果として現代金融世界を左右できる地位にいる状況、これは歴史の自然な成り行きでしょう。何もかも悪く言う陰謀論やサタンとか悪魔教と断定するのは歴史考証に沿っていない。その言葉を使う事自体が今を生きている私達には何かピンとこない『悪魔的な戦略を利用した』とか『、、の陰で、、を悪用した』と言った方が納得しやすい、、

シオン賢者の議定書が日本でも問題になったりしますが、これなど例えば、戦国時代に徳川家康が世界制覇を考えついた、と します、その意向を部下に書かせ、それが今発見されれば、ブファ〜と笑われるところでしょう。ただユダヤ人の場合はやりかねないと非難するのはちょっと、100年前の物を現代にオーヴァーラップするのはフェアーでは無い様にも思います。歴史的な迫害と差別は10年50年ならいいですが、ユダヤ人の場合は500年や1000年単位ですから、、そうとう根は深いですね。

何か悪循環の輪を想像できます、事実、ヨーロッパやロシアの中世と近世歴史は彼らに冷たかった。これに追加して第二次世界大戦ドイツでのヒットラーが発案したユダヤホロコースト、ユダヤ人とユダヤ系民族の壊滅の最終解決の決定。このあたりはイタリアではもう飽きたと言われるほど繰り返されメディアで言われているのでここでは書きません。念のため、1938年あのユダヤ人差別の法律にファシスト期にサインしたムッソリーニでさえ自分で良く調べたらおじさんがユダヤ人だった,と言う話が未だに食後の笑い話の中で語られ、からかわれています。事実ムッソリーニ総督時代の秘書官で愛人役だったのはユダヤ女性、数年前作家になった彼女をビアジ記者がインタビューした時に「総督はせっかちな愛の性質だった」と語ってた。

おじいさんはチェコ人お婆ちゃんはスロベニア人、お父さんはイタリア人でお母さんはフランス人と言うイタリア人の知人がいますが、陸続きであり、あちこちから侵略されたのとイタリア人移民で歴史的に血はまじります。ましてイタリアには紀元前からいるユダヤ人となると、同化現象は明らかです。銀製品販売業や宝飾販売業、革や繊維染色業者、教会建築と共にユダヤ系は古代から強い、今はそれらで小さい街のお金持ちとしても有名です。これで中世では彼ら自身と事業を守るために秘密の会合を作ったとしてもその心理は推察出来ます、これがカルビン派の宗教やマッソネリアとか各秘密結社をつくった原因でしょうか。余談で最近パリの地下鉄のコメデイ広告に頭の上からマットーネ(フリーメースンのシンボルであるレンガ)が落ちて来るポスターが貼ってありこれを見てケラケラ笑いこけました。これらの組織を後年、現代になって罪の無い人達に対し悪用した,これが私には許せません。

そしてホロコースト戦争半世紀後の反逆から、イスラエル国、ユダヤ人やユダヤ系を非難したり、ホロコーストを疑問視したり、元ナチスの腕章や象徴を所有しているとドイツでは監獄に入れられたり、各処罰が遂行されています。イタリアではネオナチ行為はただ馬鹿にされ、頭の弱そうな若者達だけが夢中になります。欧州ではネオナチ運動を又自分達のために利用するモサドや他のパラレルに存在するナトウ極秘組織もあります。

『どんな悪辣計画やテロ行為でも最終的にユダヤ民族を守るためなら何でも許される』

ここから第二次世界大戦後のモサドの諜報作戦成功の為にはいくらでも冷酷になれる考え方が生まれた様です。それは歴史の報酬でしょうか、良心に麻酔をかけてしまう役、その後のメンタリティーを利用出来る、どんな邪悪で冷酷な計画でも実行出来る立派な言い訳になっています。ただ今では普通の人達が非難し始めました、決して特別な環境にいる人ではない、はっきり言えば八百屋のおばさんまで悪口を、これは大変な事です。昔も内緒で口伝えで人々は悪口を言ってたのでしょうが、又それが繰り返されているようです。タリバン、ムスリム、中央、東南アジアのはずれ、とんでもない処でも、何か事件やテロが起きると『又モサド、』『自作自演』とか言われています。噂の無い処に煙はたたない、、

最近歴史的に封印されていた出来事の公開が続いてます、良い時代になってきたと言えます。そして冷戦のイデオロギーもとけ始め、よけい真実に近ずけるチャンスですが、人間の歴史が又表面に顔を出してきたのでしょうか。ただスタジイStasiの書類管理されているビルが突然崩れたり、オーストリアで人気が出てきた反ユダヤ的な意見の若い新人政治家が自動車事故死、等々臭い事件も続きます。自分達の祖先のお墓にナチスのいたずら書きするくらいならまあ許せますが、行き過ぎやり過ぎは、憎まれ種まき に等しい。

世界の諜報機関はものすごい早さで戦略を実行していますが、ペンタゴンと米英国モサドの諜報機関が行う作戦が成功すればするほど、世界のただの国民からは嫌われて始めています。インターネットや現代のハイテクは彼らと同じ次元で走り始め、世界の普通の国民達に隠しきれなくなった工作があちこちでシッポを出して来ています。(ここで一言日本のために、何故世界の人達は 日本製を快く買うのか?高品質だから?....... ブラジルのストリート少年達が日本製品を梱包していたダンボールに寝て、幼い汚れた顔で『家はないけど寝るのは日本製なんだぞ〜』と誇り高くTVのマイクに言ってます、この子達はもう殺されたのでしょうが、、もっと違う何かがある事、日本の人達は気がついて下さい)

今ユダヤ系イタリア人はカトリック教徒として街の教会に日曜日のミサにいきます、私は無宗教ですが友達の街(伊中南部)なので一緒に同席します。ただ司祭は彼らを見る と何となく冷たく扱います、日本人の私には変だな〜と思われますが、当然の様にふるまいます。そ〜と何気ない風を装った冷た〜い差別が未だに(2000年代で)あるので、私は静かにびっくりしました。

イデオロギー戦争が無くなって今度は宗教戦争を利用するのでしょうか、それとも薬学で、人工気象学、化学数学で、、形を変えて歴史の繰り返しを狙っているのかな、、

普通の地球人達の人間性が目覚め、世界中で個人の関係が広がり強くなるのを願って、、