KAIFU ESCE DI SCENA 海部首相、沈黙の退場
1991年10月6日日曜日付 Corriere della Sera
Vittorio Volpi nostro servizio particolare
LOTTA PER IL POTERE A TOKYO
東京での権力抗争
Si è aperta la battaglia per leadership fra le fazioni del Partito liberaldemocratico
Kaifu esce di scena quasi in silenzio senza spiegare gli intrighi scoppiati dietro le quinte
Una lunga lista di asppiranti per la successione al primo ministro silurato a sorpresa
TOKYO- Kaifu ha confermato ieri che non si candiderà per la rielezione a presidente del Partito liberal-democratico, incarico che da automaticamente la nomina a primo ministro ma non ha fornito alcuna spiegazione su quanto e avvenuto dietro le quinte.
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Molte carte sembra averle invece Miyazawa, che ha chiesto ufficialmente l'appoggio di Kanemaru, perchè ha superato i 70 e quindi non insisterà nel rimanere alla scadenza del mandato biennale. Il suo tallone d'Achille è il coinvolgimento nello scandalo Recruit e l'aver mentito pubblicamente in Parlamento.
( 略 )
Il meccanismo di questa elezione - come molte delle cose giapponesi - ha una parvenza superficiale di Occidente, di democrazie anglosassoni. Ma la sostanza- come al solito - è figlia dell'Arcipelago.Il nuovo ministro non sarà quello piu gradito al pubblico o il migliore.
ヴィットリオ ヴォルピ氏が書いているのは、常に起きていた事、さらに上にいる権力者からの指令による日本の首相交代劇。
彼は海部首相が静かに何も言わずに席を譲る現状を書いています。直接は記事に出てはいませんが日本の政治実状をそれとなく臭わせています。海部首相が気に入らないとの事で交代させられる、誰に気に入られないか?これは日本人なら誰でも知っていますが、誰も口にしない事柄の中に入ります。
何時もの太平洋戦争後の日本政治の日米関係の実情です。そう、言う事をきかないと日本政治家が独りで米国訪問する『一本ずり』が待っていて退陣命令(恐喝)されます。
アンドレオッテイ伊首相が同じ様に一本釣りされてワシントン詣での後で首相の席を退いた。これをニュースで見て『ハハーン彼も一本ずりされて、辞めさせられたんだなー』と察しましたが、イタリアの人々は慣れていなかったせいか、そうとうショックだった様です。これで又日本が逆恨みされ、椅子の脚が一本短いのに座る黒い背広のせむし男がヒックリ返ってずり落ちるコントがTVに出回りました。
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最近 Vittorio Volpi 氏はとても貴重な日伊関係の史実書を書き上げました
題名 :「巡察師ヴァリニャーノと日本」出版社 : 一藝社
ヴィットリオ ヴォルピ著
原口和夫訳
16世紀の日本にイエズス会から表向きキリスト教布教のため派遣され当時の信長、秀吉、家康と対話する貴重な経験を重ねるイタリア人。日本人が歴史上初めて出会った西洋人の巡察師アレッサンドロ・ヴァリニャーノの話し
6章からなり
第1章 日本最初のヨーロッパ人と出会う
第2章 16世紀の東洋を行くアレッサンドロ・ヴァリニャーノ
第3章 少年使節が訪問したヨーロッパ
第4章 変貌する日本
第5章 ヴァリニャーノ——インクルトゥラツィオーの先駆者
第6章 教会を襲う嵐、そして鎖国
国際関係上の外交音痴や情報分析音痴から今再び鎖国をしなければならない状態に落ちないためにも、この本は色々参考になりそうです。パリのジュンク堂で売っていたのですが、私はちょっと立ち読みだけです。買う前に日本の本など手に入らないイタリアのはずれに暮らす事になり残念ながら全部は読めないでいます。
この様な歴史書は貴重です、日本は自分の歴史をよーく振り向く時にきているみたい。
冷戦が終わり、地球上の氷が解け始め地上に浮き出て来た,様々な実体図、歴史が又復活してきます。
本当の世界を知るのに良いチャンス、観光だけではない長居、若者達はもっと深く色々な国の歴史と実際の現状を見る時代がきている。ネット以外の、 生の人間を、、