venerdì 10 aprile 2009

CORAGGIO DI VIVERE   生きる勇気

1991年に RAI 2 で放映された番組「生きる勇気」

EMANUELA FALCETTI が紹介役で4月頃に放映されたTV報道(知られていない映画が沢山紹介された)番組「CORAGGIO DI VIVERE」を毎週見ていました。何故か?何か身につまされる映画ばかり選んであったからです。どんな?主人公はほとんど問題のある子供や少年少女達の物語でした。印象に残っているのは、カナダで制作の数作品で、ハンデイキャップのため車椅子で過ごさなければならない子供が独り母親に送られて施設に入れられます。まるで独房のような部屋でアラーノ犬に見張りされ、苦しみつつメモをとるシーンが目にやきついて離れません。又別の映画では主人公の少年はキヤンプ場でいじめっ子に追われて大岩の間に板ばさみに会い解決方法としてバイク上手なのでモーターバイクでいじめに勝つ話。そんな問題児のエピソードの数々、全くオンパレードそのもの、何の、ま、それは言いにくいのですが、何と言うか、ホーッ、日本人として湾岸戦争で神経が痛んでしまい、、この番組に出る本当にホッとする様なこれらの映画が心にしみこんだからです。随分この番組で放映された映画に慰められました。

この番組担当者Riccardo Bonacina記者 はエマヌエラ ファルチェッテイと共に賞をもらいました。この後も同じ様な内容番組をくみヴォロンタリアの世界をイタリア中に、このTV番組を通して普及させた様です。その後息の長い優良な報道番組になっていきました。

Dall'aprile 1991 è in Rai dove crea la prima testata di informazione sociale,
"Il coraggio di vivere", che per la prima volta dà voce al variegato mondo del volontariato e delle emergenze sociali. Carlo Freccero ha definito il programma " il più riuscito esempio di teledemocrazia".
In quattro stagioni televisive (dal ‘91 al ‘94), " Il coraggio di vivere" ha prodotto 35 puntate settimanali. (da wiki)
 
(fotoは雑誌バイクの人il Centauro -amici della Polizia Stradaleより) 
                 

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          2009年4月6日地震だ〜

この報道番組でそうとう人気が出たらしく、彼女 Emanuela Falcetti は現在 RAI でオピニオン批評家としてあちこちの番組に出演しています。こんな事を書いていたらリアルタイムで6日の明け方3時頃アブルッツオのラックイラ,オンナ等にM6.3の地震が起きました、多数の死者がでた時に彼女は「今は何も言わずに地震の犠牲者達の為に自制していますが、きっともうしばらくしたら、必ずこの地震による惨事の責任者をたたきます、、メディアが許さない、、待ってて下さい」と宣言していました。期待しましょう、勿論まっさきに Marco Travaglio が伊政権を批判しています。Berlusconi首相はブリアンツアの土建屋成金です、彼はMilano dueと言うNew Cityを建設したり、又新聞メデイア等の権限も握っています。もっともミラノ2は日本人が沢山住んで利用していました,私は中にある Euromercatoが駐車に便利で何でも売っているのでこの大スーパーマーケットによく買い物に行きました。

Marco Travaglio 記者の弾劾意見
http://www.youtube.com/watch?v=pQ7eSJRk02E


10日に国葬があり205の棺、もっとも死者は今293人です。オンナという村も全壊に近く、小さい子供が沢山犠牲になりました、親が助かって小さい子供が死ぬのは悲劇以外に地震への心理対策が少ないのが見えます、心が痛みます。やはり地震の予備知識や避難対策に不備がありますし,勿論耐震建築のいいかげんさも犠牲者が多い原因、ここにもマフィアがからんできています。イタリアの一番の建設企業はC&S社ですが、以前この会社の責任者がマフィア関係者として、捜査された事があります。ラックイラの大学生宿舎のビルもビスケットのように崩れ落ちたので多数の大学生の犠牲者が出ました、鉄筋のかわりに砂のビルを建て続けたのです。この宿舎の住人だった女学生は壁がうすく上も横も音が筒抜け、それでこの地震以前にすでにあった小地震に恐怖を感じて宿舎から出たそう、後日この大地震が起きたとMichele Santoro の報道番組「ANNO ZERO」に出演し告発していました。計画的な対策と予備訓練がこれから実践されるでしょう、、マフィア系建設会社の責任者、地方や中央の政治家達が逃げ切らないでくれると良いと思っています。

地震学者Giampaolo Giulianiの証言 4月1日貼
http://www.youtube.com/watch?v=WieaAPrQEN4

Giampaolo Giulianiの証言1
http://www.youtube.com/watch?v=dHq4TtzBB2M&feature=related

Giampaolo Giliani の証言2
http://www.youtube.com/watch?v=IdTHHIQnt40&NR=1


いつまでも現状のままではダメですね、イタリア社会の変化を多いに期待しています。検察も動き始めているので、良い方向に歩いて欲しい。