sabato 17 gennaio 2009

GUERRA DEL GOLFO   湾岸戦争勃発


1991年1月17日
Bombardamento a Bagdad
foto dalla La Repubblica


今日は17日、18年前の今夜 連合軍がイラクの首都 Bagdad 爆撃開始。 「インテリジェンス爆弾」と言われましたが米軍の誤射爆撃による死者は多数(i morti per fuoco amico 25%)、砂漠の楯、砂漠の嵐作戦等の空襲映像が続きました。

Bomba l'operazione Tempesta nel Desert ( Desert Storm )
以下湾岸戦争の出演者達   

Bush e Colin Powell      
 Saddam Hussein        Terek Aziz

 


国連が定めた撤退期限最終日1月15日が過ぎ17日の夜とうとうバクダッド空襲の開幕。TV CNNのArnet によるスクープ画面は緑色、花火の如き空爆、劣化ウランミサイルその他の化学新兵器使用の爆撃。中央軍司令官シュワルツコフは会戦前にハンニバル戦記を熟読して意外な方向からの攻撃を応用したとか。まあ新兵器販売見本市並と後日言われた空襲
注目したいのはこの湾岸戦争中の空爆のハードではなく、私には全く分からないし、面白いとも思えないので略。それより広報やP.R 関係の仕事をしていたせいかつい見る角度が報道情報の操作テクニックに興味が集中してしまいます。戦争は視覚情報報道操作の力とコントロール権力分布図や国民感情は何重にも複雑な厚い階層になっているのが、普段は邪魔されて見えなかったタバコの煙がフット消えて突然何かがはっきり見えてくる作用がある様で  それぞれの破片というか事実のパズルを出し揃えて見えなかった
全体図に辿り着く機会が降ってきた。

世界を戦争Yes戦争No ふたつに分断へ大成功,この地球規模の政治メデイア操作戦略に対して何が出来るか? 現実には巨大過ぎる、、、

手強い相手なのでとことん説得術法をとり意見を本や英論文で発表したり歴史観、哲学、経済学、科学、歴史心理学等全てを使ってお互いしっかり討論し合う必要があります。まあ何も出来ない普通の人間である弱い私達はせめて目と耳その他を駆使して一般公開情報から何かを掴み出して考える資料にしていくしかない。もともと私は疑り深い方なので全ての情報を頭から疑ってかかる、注意しながらどれが自分にとって事実に近いか探し出す、フー大変。ニュースソースは何処から?バックの投資スポンサーは?けっこう時間がかかる。怪しいと疑いながら捏造画像かコラージュ編集(撮影場所、状況は同じでも撮った日時が異なるとか)を見わける、偽物が見つかるとけっこう嬉しいものです。この湾岸戦争では石油に汚れた海鳥の例がありました。情報の扱い方、どう話すか、どう書くか、映像ならどんな焦点とアングル、カット等と多数のバリエーションが発生。あれこれ進むうちに何処の国、政党、Media、人物がどっちよりとか、けっこうはっきりひょっこり浮き出てきます。テクニック度でその国の政治傾向や経済文化水準まで判断可能。
同じ国で正反対のニュースも沢山、国の民主化段階ランキングに役立つ。

戦争パワーは軍事力、経済力だけではない別の要素も必要なのがはっきりしてきます、この欠けてる要素の部分が大きいのが日本、だから戦争は出来ない。たとえば(変な例ですいません)ある国がミサイルの誘導ミス工作で味方の国民を虐殺、これを日本のせいにされた場合、ジャジャーン ! きっぱり白と弁解し強く明白な証拠で世界に抗議する政治外交能力とメデイアパワーが必要、出来るかな?逆に日本のメデイアなどは「そうかな、そうだ日本側のミスかも」とか言い出しかねない、で、結論はまだちゃんと成熟してない事。自分から不利なカードを公開する国は失格。それこそ濡れ衣の着せ替え人形役にさせられそう。国は政治戦略以外にニュースも1つの出来事を消すか薄くさせる為に他のニュースを濃くする、他に目を移させてその間にさーっと済ませるとかまるで忍法なみ。

各国の政治背景と国民感情が深い重層になっていく時代の始まりでした

この湾岸戦争の後は何年も色々な議論が展開しました、厚顔で正々堂々とした偽善論、言い訳のとびきり上手な例、詭弁、様々な映像も出しあってまるで知恵合戦みたい。邪悪なものは結局ばれる「ほれみろ」とか思いますが、いずれにしろもしもの時用、自分の心の予行訓練。

人を殺したくない戦争が嫌いで反対な人間に残された武器は知力しかない、あちこちの情報を集めて比較しつつ行き方や対策を探し出さなくては、
いでに遺書も書いとこ、しかたない、でも子供を殺さなくてすむ。